A 消費電流が PSU の定格を超えると、保護回路が作動してユニットを過負荷/過電流から保護します。
過負荷/過電流の保護は、いくつかの形式に分類できます。
(1) フォールドバック電流制限
出力電流は、下図の曲線 (a) に示すように、定格電流の約 20% 減少します。
(2)定電流制限 下図
の曲線(b)に示すように、出力電圧が低いレベルまで低下する間、出力電流は一定レベルで指定された範囲内に留まります。
(3)OVER POWER LIMITING
出力電力は一定に保たれます。出力負荷が増加すると、下図の曲線 (c) に示すように、出力電圧も比例して減少します。
(4)HICCUP CURRENT LIMITING
保護が働くと、出力電圧と出力電流がパルス的にオンとオフを繰り返します。故障状態が解消されると自動的に復帰します。
(5)SHUT OFF
出力負荷が保護範囲に達すると出力電圧、出力電流を遮断します。
注: 一部の製品の保護モードは、定電流制限 + シャットダウンなど、前述のさまざまなタイプの形式と組み合わされています。
回復方法:
(1) 自動回復: 障害状態が解消された後、PSU は自動的に回復します。
(2) 再電源投入: 障害状態が解消された後、手動で AC 電源を再投入すると PSU が再起動します。
注意:PSUの寿命の短縮や損傷を防ぐため、PSUを過電流または短絡状態で長時間動作させないでください。